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No53.種まきの途中結果報告 #05

2008/07/25 12:34

見を広めるために、有識者・Opinion Leaderに会いに行くシリーズ、第5弾です。うーん、いつになったら蒔いた種は実るのでしょうか?

今回はNew Yorkならではのネタです。Private Equityに企業訪問して参りました。

■ 企業名: Lightyear Capital
■ 企業概要: 2000年設立。現在第3号ファンド(約30億ドル)を運用中。金融機関・金融サービス関連会社のみに投資する、ニッチ型のPEファンド。投資チームおよび戦略チーム合わせ、22名のProfessonalを抱える。
■ 応対者: Stewart K.P. Gross氏、Mark F. Vassallo氏(両者ともハーバード学部卒+コロンビアMBA卒のManaging Director)
■ 所要時間: 1時間程度
■ アジェンダ: Managing Director2名の経歴紹介、Lightyearの設立経緯、ニッチ型PEファンドとしてのポジショニング等
■ 参考: http://www.lycap.com/


以下、「続きを読む」リンクをポチっとクリックして下さい。
(RSSリーダーなどで表示されない方は、サイトまで見に来てね。)

Columbia Business Schoolで「鉄の女」と言えば、Private Equity ProgramをリードするProfessor Laura Resnikoff(レスニコフ教授)。
顔も怖いし、態度もきつい。おまけに彼女のTurnaround Managementという授業は死ぬほどしんどいが、PEに就職する人にとっては非常に役立つと評判。
そんなレスニコフが、Private Equity & Venture Capital Clubという学内有数のProfessional Clubと共同で、今回の企業訪問(Breakfast Meeting)を企画してくれました。

ラッキーなことに、倍率3倍をくぐり抜け、訪問権をゲット。MBA学生9名、EMBA学生2名、鉄の女レスニコフの計12名が、朝8時10分から朝食に招かれました。絵画がずらりと並ぶオフィスからは、明らかに儲かっている感がプンプン漂ってきます。

このPEファンドの特徴は

1) 金融機関・金融サービス関連企業にのみ投資をしているニッチなポジショニング
2) ビジネス戦略・オペレーションまで首を突っ込む、いわゆるハンズオンなアプローチ

の2点です。こんなファンド、日本では聞いたことがありません。興味津々でお話を伺ってみると・・・

当ファンド設立当初、カーライル・グループなどの大手PEファンドでさえも、金融機関への投資は全く行っていなかった。理由は

1) レバレッジをきかすことが難しい
2) 相対的に政府の規制が厳しい

の2点。例えば、保険会社に投資する場合。彼らは資本に対する負債の比率を高めると、格付が下がるため、ファンドがレバレッジをきかせて投資することを嫌がる。結果、ファンドはレバレッジ効果に期待できず、純粋に絶対価値創出でリターンを得ざるを得ない。
じゃあ、絶対価値を創出できるような経営者を送り込んで、ハンズオンでやっちゃえばいいじゃん、というのが、Lightyearの戦略。
註:) レバレッジについて、馴染みのない方は、 こちら をご参照下さい。

Lightyearの投資先を見ると、実はリスク分散を考慮したポートフォリオを組んでいることに気づくでしょう。保険会社ロイズの関連会社、金融専門ソフトサービス会社、学生向けローン会社・・・。それぞれのダウンサイド・リスク要因に、あまり相関性がありません。手抜かりありませんね。

しかも、他のPEと比して、Exitが平均で半年程早いのも、素晴らしい。飾ってある絵画など、鑑賞している暇もなく、社員は皆、モリモリ働いているのでしょうか。

Lightyearjは今のところ、海外展開を検討していないようですが、こういったファンドは、日本でもそのうち流行るのではないかと思われます。今後も要チェック。

どうでもいいけど、(レスニコフは女性とは呼べないので、)彼女を除くと、今回の企業訪問で、女性の参加者は私のみ。
また、レスニコフが別途主催する、EMBA Mentoring Program(PEに勤務するEMBA学生がメンターとなって、MBA学生の就職活動をサポートするプログラム)も、今学期9名の学生が応募しましたが、やはり女性は私一人。

サンプル数が少ないため、断言できませんが、PEを視野に入れている女子学生は、非常に少ないようです。女性であるというだけで希少性が高まるのは良いのですが、居眠りや下手な発言でもしようものなら、目立ってしまうという短所もあり、諸刃の刃ですね。



<種まきシリーズの過去履歴>
http://kicosj.blog118.fc2.com/blog-entry-12.html
http://kicosj.blog118.fc2.com/blog-entry-13.html
http://kicosj.blog118.fc2.com/blog-entry-34.html
http://kicosj.blog118.fc2.com/blog-entry-35.html



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