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No192.Ms. Doubt #05(グローバル人材)

2012/07/10 19:29

ぁ、もう「グローバル人材」という単語の独り歩きはやめてほしい。
純国産の人間が、グローバルで活躍できるポテンシャルを開花できずに終わるような、根本的な解決にならない施策案が、東京大学から発表されました。公募を受け付ける文部科学省さん、どうぞきちんと審査して下さいね。

東大が学部横断の語学力強化コース
グローバル人材育成
日経新聞オンライン 2012/7/9 11:09 より

東京大は国際社会で活躍できるグローバル人材の育成に向け、新入生の1割を対象にした学部横断型のコースを2013年度に新設する方針を決めた。学部の授業とは別に英語と第2外国語を集中的に教え、海外の大学が行う夏季講座に派遣。高い語学力と教養を備えた人材の育成を目指す。

新コースは「グローバルリーダー育成プログラム」。新入生約3000人のうち、英語力などがある約300人を選抜し、1、2年生全員が所属する教養学部では英語などの集中講義で語学力を鍛える。

各学部に分かれる3年生以降は対象者を約100人に絞り、外国人留学生と英語で歴史や環境、哲学などを学ぶ特別授業を受ける。

海外大学の夏季講座や海外企業での就業体験にも参加させ、国際経験を積ませる。卒業時は留学に必要な英語力を測るテスト「TOEFL」(120点満点)で、100点以上の得点が目標。これは幅広い話題を理解して自然な会話ができるレベルに当たるという。

東大は文部科学省が今年度から公募を始めたグローバル人材育成推進事業に同プログラムを申請中で、採択されれば補助金が交付される。


グローバル人材の定義が完全にブレている
対話を通じて、お互いの多様性を認めつつ、譲るべきところと譲ってはいけないところを見極め、落としどころを模索していくことのできる人材が、グローバル人材だと思います。

グローバル人材育成のプロセスと指標が、定義とミスマッチ
「卒業時」にTOEFL100点以上が目標といっていますが、正直、グローバル人材を育成するのに必要な「足切り」がTOEFL100点だと思います。でないと、海外大学の夏季講座や海外企業での就業体験で、何をしゃべっているのか殆ど分からずついていけません。小学生が、プロボクシングのリングに上がって、ボコボコに殴られたら死んでしまうのと同じです。

また、グローバル人材にとって語学力は必要条件ですが、十分条件ではありません。むしろ、多様性を認めるような思考力は、語学だけではなく、歴史など別の学問分野の方が育成しやすいはずです。しかし、現在の大学受験用の勉強では、多様性を認めるような思考力は身につきません。歴史を英語で教えれば良いのではなく、教えるべき歴史の内容そのものを変えなければ、意味がないのです。例えば、なぜ宗教戦争は起きるのか?を、どれだけ深掘りして教えてくれる高校教師がいるでしょうか?そんなこと、受験で問われなければ、進学校の先生はなかなか教えてくれません。ということで、東大には受験制度の根本的な考え方を変えてほしいですね。


MBA留学するまで純国産で、非常に苦労した私としては、同じ被害者が続出しないことを切に願っています。



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