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No185.スタートアップ膝栗毛 #08(パスポート事件)

2012/04/14 21:31

回に続き、「引きの強さ」について。(マニラ編は >>こちら

アジア出張最後の訪問都市は、インドネシア・ジャカルタ。ベトナムで風邪を引いてお腹を壊し、体調が優れないまま、香港-ジャカルタの夕方便に搭乗しました。調子が悪いから機内でさっさと寝よう、と思ったのですが、近くに座っていた中国人のオバ様に、中国語で話しかけられ、意味不明のまま彼女のパスポートと入国カードを渡されました。いったい私に何をしろと???

実は、旅先で人様のパスポートを預かるのは、これが人生二度目。最初は、スペイン・バルセロナ-マドリードの寝台電車の中でした。深夜に眠りにつこうとしたところ、リビア人が私のところに寄ってきて、

オレ、無賃乗車で捕まるかもしれないから、オレのパスポートを預かっておいてくれ。お前、日本人だろ?日本人なら、パスポートを盗んだりしないだろうから安心できる。


と言われました。結局、そのリビア人は御用となり、私は車掌さんに彼のパスポートを引き渡すことになったのですが、この珍事件がフックとなって、周囲の乗客たちと仲良しになり、単なる移動の予定が、ちょっとした宴会風に様変わり。

なんだか、今回もデジャブーな感を覚えます。

バッタリ遭遇ジャカルタ編の詳細は、「続きを読む」リンクで。

この中国人のオバ様、英語もインドネシア語も全く通じず。困ったので、筆談してみたところ、これまた通じず。仕方ないので、ジェスチャーで対話を試みてみたところ、私に入国カードを代筆してもらいたいことが判明。。。「香港発の便なんだから、周囲に中国人はたくさんいるし、キャビン・アテンダントにだって頼めるだろ」と、私のお隣に座っていた日本人の方と苦笑いしながら、代筆することになりました。

この一件のお陰で、お隣席の日本人の方と仲良くなり、4時間半のフライト中、私がこの方の人生を、根掘り葉掘り聞きだすことに。すると、ジャカルタ近郊にお住まいの駐在員なことが判明。しかも、インドネシアの前は、タイにも駐在されていて、もう何年も駐在員生活を送っておられるとのこと。タイとインドネシアの違いに関する含蓄に富んだお話に始まり、ご家族の現状について伺ったり、インドネシア滞在時に気を付ける点についてアドバイスを頂いたり、盛りだくさんでした。

普通なら、これでおしまいですが、ここからが私の「引きの強さ」の本領発揮。
なんと、空港から私のホテルまで送って下さると言うのです。日帰り出張を終え、夜23時過ぎのジャカルタ着でお疲れにも関わらず。そして、彼は駐在員で入国審査も簡単な一方、私はバゲージ・クレームやら入国ビザ取得の手続きなどで30分以上彼を待たせるはめになるにも関わらず。私が出口を出て、この方と合流したら、「蒸し暑いでしょうから、喉でも潤してください」と言って、ポカリスエットのペットボトルをそっと手渡してくれました。

このご恩を、何らかの形でお返ししたいと思い、日本帰国後、私が翻訳出版した本に手紙を添えて、ご勤務先まで郵送させて頂きました。そうしたら、こんな素敵な言葉のEmailを頂いたのですよ。

娘がUKに留学しており、見知らぬ土地で誰かのお世話になっているハズです。その分をちょっとだけお返ししたのが杉本さんだっただけのことですので、お気になさらないで下さい。


グローバルマインドのジェントルマン、万歳!この方への最大の恩返しは、こういう彼の行動様式を私も真似て、誰かにPay it forwardすることだと思います。



コメント

  1. HAL909 | URL | LEZYcRIY

    いいお話、Re: スタートアップ膝栗毛 #08(パスポート事件)

    いいお話をありがとうございます。

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