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No119.オープン・ドア・ポリシー

2009/04/13 21:00

日、キャンパスを歩いていたら、学校の同級生Aさんから声を掛けられました。

「よー、ライフセーバー!」


ライフセーバーって、誰のこと?えっ、わたしですか?っていうか、私、球技は得意だけど、泳げないんですけどアップロードファイル
ライフセーバーと聞くと、ピタピタなビキニパンツを履いた、筋肉隆々のお兄さんを思い浮かべてしまう、自分自身の想像力の貧弱さに、微妙に嫌気が差してしまいました。アップロードファイル

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なんてことはない。数日前、私が別の同級生Bさんが酔っ払って介抱してあげた話を、Aさんが聞きつけただけのことでした。学生が飲みすぎた、なんて話は日常茶飯事です。が、ちょっと考えさせられることがあったので、ブログに記しておきます。

Bさん(女性)は、インドネシア出身。ダンス好き、飲み会好きの社交上手です。ウォールストリートのCiprianiで開催されたSpring Fling(学期毎のちょっとゴージャスな舞踏会のようなもの)に参加し、いつも通り調子良くお酒を飲んでいるところに遭遇しました。

Cipriani_convert.png

閉会は夜中1時。私は、別の同級生たちと2次会に出撃だ!と思っていました。が、Bさんが「ちょっと飲みすぎたわ」と言うので、閉会間際にグラス一杯のお水を飲ませたものの、足元はフラフラ。「大丈夫よ、一人で地下鉄に乗って帰るから」「卒業前の楽しいひと時なんだから、私には構わなくていいから、みんなと2次会に行ってきなよ」と言っていましたが、心配なので2次会は諦めて、Bさんの家までタクシーで送り届けることにしました。

タクシーの中でも、Bさんは何てことなさそうにしています。が、ニューヨークの道路はでこぼこが多く、タクシーに乗ると上下に揺れます。「気持ち悪かったら、膝枕してあげるから横になっていいわよ」と声をかけるも、「大丈夫だってば」と気丈に答え、Bさんはハドソン川の夜景に目をやっています。

30分程して、ようやくBさんのアパートのビルに到着。念のため、部屋まで送り届けようと思い、二人でタクシーを降ります。が、アパートの守衛さんに「お前は見知らぬやつだから、ここに訪問者のサインをして、IDを置いていけ」と、私だけ止められてしまいました。私がバッグの中から、ゴソゴソIDを取り出そうとしていると。。。なんとBさん、我らの前でゲーゲー吐き出してしまいました。

私のロングのイブニングドレスにも、もちろん付着物が。。。きっとタクシーの中で気持ち悪くて、必死に我慢していたんだろうなぁ。そう思うと、ドレスの被害以上に、私自身の配慮の足りなさに、涙が出てきそうになってしまいました。アップロードファイル

誰もが自己主張する国アメリカでの生活に慣れてくると、自分の考え・感情をストレートに表現するのが当然、と思い込んでしまいがちです。日本人のように、NoでもYesと言ってしまう(いい意味での)奥ゆかしさを持つ人もいるということを、すっかり忘れていました。

話は変わりますが、オープン・ドア・ポリシーという制度をご存知でしょうか?外資系企業でよく見られるもので、経営者が就業時間中に自分のオフィスのドアを開けておき、何か相談事や意見などあれば、従業員がいつでも気軽に経営者のオフィスに立ち寄れる制度です。ちなみに、私の前職でも一時期取り入れられましたが、自然消滅しました。

オープン・ドア・ポリシーが機能しない理由の背景に、日本人の美徳観が存在します。日本の場合、従業員が積極的に経営者にアクセスできる環境を整えるのではなく、経営者が従業員のところに足を運び、従業員の気持ちを察する姿勢が求められます。

Bさんはじめ、多くの人にとって、私は献身的な介抱をしてくれるライフ・セーバーのような存在に映ったのかもしれません。が、私は自分の振る舞いを、日本でオープン・ドア・ポリシーを導入してしまった経営者の姿に重ね合わせ、猛省しました。

きっとCiprianiのようなバブリーな建物を見るたびに、今後も今回の出来事を思い出すんだろうなぁ。



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