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No106.国民アイデンティティー

2009/03/02 18:30

の母校、慶應義塾大学法学部政治学科に現在通う、10歳年下の後輩Yさんが先日、New Yorkを訪ねてきました。これからAmtrakに乗って旅をし、UCLAの付設語学学校に1ヶ月間通うのだといいます。
Amtrak.png
(Source: Amtrak Towns (アムトラックと列車の旅))

「将来、どの道に進めば良いのか分からないので、話を聞かせて下さい」と。こちらは忙しいけれど、せっかくなんで、相手してやろうじゃないのよ、と思い、多国籍料理店が密集するEast Village地区にお店を構える、Mercatに飲みに行ってまいりました。後から、現在New Yorkの総領事館にご勤務の4つ上の大学の先輩Hさんも参戦。

Mercat.png Mercat_2.png

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Yさんは将来、政治家になりたいと言います。が、グローバル展開している事業会社にも興味があるし、経営コンサルタントにも興味がある、とも言います。「職業じゃなくて、仕事を通じて何を体現したいのか?」と聞いてみたところ、非常に曖昧な回答が返ってきます。今時の大学生は情報過多で、情報処理能力(=判断基準・価値観)が未成熟なのかもしれません。まぁ、夢と熱意があるので、ヨシとしましょう。

ここで国家公務員10年戦士の先輩Hさんが、Yさんの仕事に求める価値観を推測しながら、いくつか考えうるキャリアについて提案します。

ところが・・・、時差ボケからかYさん、会話の途中で爆睡し始めました。アップロードファイル普段、当Blog上ではお上品な言葉遣いを心がけている私ですが、思わず心の中でこう叫んでしまいました。「てめー、ビール1本とワイン・グラス1杯ごときで、寝るんじゃねーアップロードファイル」と(すみません、普段はちょっと口が悪いんです、私)。

ヘタレ後輩Yは放置して、先輩Hさんと喧々諤々やりあいました。先輩Hさんの主張は、

「たしかに日本文化(料理やアニメなど)は、世界で高く評価されている。でも、文化で国家は守れない。国家に関わる仕事をしたければ、政治・行政の世界に来ないとダメ。」
「給与が仕事の価値基準だっていう人は、本当に羨ましいよ。金融機関のトップとか、あんな多額の報酬を貰う必要あるのかね?」というものでした。


私の主張は、

「日本の政治を変革したいと思うなら、最初から政治家や公務員を目指してはダメ。しょせん改善レベルに留まってしまう。」
「日本企業は成果をオカネで評価しようとする価値観が欠如している。金融機関(の一部)は、人(労働力)や有形資産(工場など)ではなく、オカネにレバレッジをかけて儲ける業界。ボラティリティーも高いので、その分求めるリターンも高くて当然。」というものでした。


国家公務員 vs. 外資系コンサルティング会社社員の典型的な会話ですね。アップロードファイル

日本人の場合、多くは日本人アイデンティティー=日本国民アイデンティティーですが、このような一致は世界では極めて稀有。例えば、中国人アイデンティティーを持つアメリカ愛国主義者とか。
私にとっては、強烈な日本人アイデンティティーは持っているけれど、日本国民アイデンティティーは殆ど持ち合わせていないことを自覚する、良い機会でした。

ちなみに今回訪問したMercat、スペイン・カタルーニャ地方料理店なのですが、料理そのものはおいしいのですが、創作料理のため、これがカタルーニャ???と微妙に首を傾げてしまいました。カタルーニャではなく、完全にニューヨーク・アイデンティティーですね。ワインは全てスペイン産のみを豊富に取り揃えていますので、軽く一杯飲みたい時に、ふらっと立ち寄るのが良いかと思います。内装も素敵なので、間違っても、居眠りするヘタレを連れて行ってはいけません。


コメント

  1. 如水 | URL | -

    Re: 国民アイデンティティー

    今後の政治を担うのは「市民」でなくてはならないという認識です。「国民」ではない。市民とは、即ち市場で稼いで食っている人々で、国民とは国を食べている人々、ないし国に食べさせてもらっている人々。今は国民しか実質的に政治参加していません。。。

  2. KicoS | URL | -

    如水さんに返信

    コメントありがとうございます。
    久しぶりに「市民」と「国民」の議論を聞いた気がします。

    私が政治学科を卒業する時、とある教授からこう言われたのを、ふと思い出しました。

    「政治学科を卒業するあなたがたの殆どは、「職業としての政治」に携わることはないでしょう。が、政治学科での学びが無駄にしないでほしい。あなたがたは少なくとも、「良き市民」になるポテンシャルを持っているのだから。」

    市場で戦い、(良い意味で)緊張感と現実感を有する市民が、財界と政界をブリッジできるようなプラットフォームが整備されると良いですよね。

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